【デッキ紹介】【BO3パイオニア】5Cジョダー人間

最近コロナも緩和し、紙でのプレイ機会を増えてきました。

今回は直近に大型大会を控え、活気にあふれているパイオニアに関するデッキ紹介です。

最近の大会でコンスタントに結果を残してる白単人間デッキがありますが、新しい可能性を秘めた人間が登場しました。その名も<統べるもの、ジョダー>。

5色すべてのシングルシンボルと出しづらいカードですが、伝説の呪文を手札から唱えるときに疑似続唱を行い、場にいるすべての伝説のクリーチャーのスタッツを上げていくといったロマンあふれる一枚・・・。これは使うしかない。

レシピはこちら。

  • レシピ

3 アクロスの英雄、キテオン
3 造命の賢者、オビア・パースリー
1 敬虔な新米、デニック
2 ドーンハルトの主導者、カティルダ
4 サリアの副官
4 スレイベンの守護者、サリア
1 高名な弁護士、トミク
3 輝かしい聖戦士、エーデリン
1 先頭に立つもの、アナフェンザ
1 ドラニスのクードロ将軍
1 国王ダリアン四十八世
3 反射魔道士
1 異端聖戦士、サリア
3 統べるもの、ジョダー
4 集合した中隊
3 モックス・アンバー
1 花盛りの湿地
2 植物の聖域
1 皇国の地、永岩城
1 森
2 マナの合流点
4 英雄の公有地
4 閑静な中庭
3 寺院の庭
4 手付かずの領土

1 敬虔な新米、デニック
2 アゾリウスの造反者、ラヴィニア
1 高名な弁護士、トミク
3 未認可霊柩車
2 粗暴な聖戦士
1 配分の領事、カンバール
2 半真実の神託者、アトリス
3 ウルザの殲滅破

怒涛の1マナ6枚体制+0マナ3枚で1ターン目からテンポよくパーマネントを出すことにたけており、<モックス・アンバー>によるマナジャンプアップと魂力持ちの伝説の土地2種が場にいる伝説のクリーチャーの数分だけコストが軽減されます。

白単人間はアグロデッキですが、5マナまでクリーチャーがあり、ややミッドレンジ気味の速度になります。その代わり<統べるもの、ジョダー>を絡めたコンボギミック+爆発的な火力もあり、後半の盛り返しが期待できるデッキです。

また、パイオニア環境で隆盛しているコンボデッキ、全除去を持つコントロールデッキを見据えて<サリア>がメインから3枚積んでいます。他にも説明箇所はありますが、各アーキタイプ毎の対策にて記載しましょう。

基本プレイ

手札に出てくる伝説の人間をマナレシオ通りにプレイしましょう。それぞれの役割を持ったクリーチャーがいますが、あまり大したミスにはつながりません。場にいる間に効果を発揮するカードを先に出し、最後に<サリアの副官>や<ドラニスのクードロ将軍>で場にいる人間のスタッツを上げていきましょう。<集合した中隊>は相手のライフが残り僅かですでに場にいる<輝かしい聖戦士、エーデリン>や<サリアの副官>のパワーを上げることを狙う以外は相手のエンドフェイズに打ちましょう。

サイド入れ替えはコンボデッキ以外には1マナクリーチャー6枚と交換します。サイドイン後は全除去の影響を受けることが多く、1マナ域のクリーチャーは他のクリーチャーと一緒に除去されてしまうことが多いためです。

対 ラクドスミッドレンジ

やや不利。2~4ターン目で出てくるクリーチャーを<砕骨の巨人/踏みつけ>や<致命的な一押し>で丁寧に除去されてしまい、そのまま<黙示録、シェオルドレッド>や<ゲトの裏切り者、カリタス>で蓋をされることが多い。

ただ<統べるもの、ジョダー>が着地すると火力除去体制がつき、1ターン耐えしのぐと疑似続唱から後続のクリーチャーがでか物となって飛んでくる・・・。というのが勝ちパターン。<統べるもの、ジョダー>さえ生き残ればその後の疑似続唱えで盤面はひっくり返せるため、除去コストが重たくなる<スレイベンの守護者、サリア>や放っとくと火力除去で対処できなくなる<サリアの副官>を早めにおいてヘイトを稼いでもらおう。

サイド後は<敬虔な新米、デニック>で<墓地の侵入者>の能力をはじいたり、<半真実の神託者、アトリス>や<集合した中隊>でクリーチャーを展開していき、除去札を上回るように心がけましょう。<ウルザの殲滅波>は相手の主力カードが<黙示録、シェオルドレッド>や<ヴェールのリリアナ>といった大体伝説のパーマネントのため、サイドは入れません。<鏡割りの寓話>は裏返ると対処できなくなるため、<粗暴な聖戦士>を入れて遅延させていきましょう。

対 イゼットフェニックス

有利。メインから<スレイベンの守護者、サリア>4枚のため相手のテンポロスを誘うことが多く、<ジョダー>は出た時から6/6スタッツのため除去するには<稲妻の斧>でも届かないほど。

サイド後は<氷の中の存在>を入れられ、3~4ターン目に裏返し→7点ダメージのパターンで負けるためサイド後は対処できる<粗暴な聖戦士>やを入れましょう。また墓地対策として<霊柩車>もサイドインしましょう。しかし、<敬虔な新米、デニック>が場にいると<未認可霊柩車>の能力対象をとれないため、相性が悪い<デニック>はサイドアウトしましょう。

相手の全体除去が3点火力のため、<輝かしい聖戦士、エーデリン>や<先頭に立つもの、アナフェンザ>といったタフネス4は積極的に採用しましょう。

対 緑単

やや不利。勝利パターンは2,3ターン目にクリーチャーを展開しつつ、3~4ターン目に出てくる<茨の騎兵>や<老樹林のトロール>を<反射魔導士>でバウンスしつつ相手のライフを削りきるパターンか<統べるもの、ジョダー>が出てきた後にスタッツの大きい伝説のクリーチャーがバンバン並んで緑単のコンボ達成前に倒すパターン。

サイド後は<狼柳の安息所>や<老樹林のトロール>の死亡誘発を防ぐ<トミク>をいれ、相手のパーマネントを追放する<ウルザの殲滅波>を3枚入れましょう。自身の<サリア>が<ウルザの殲滅波>キャストを邪魔する可能性があり、マナクリーチャーの存在からテンポロスを狙いにくいため、4→0~1にとどめましょう。<大いなる創造者、カーン>が見えているときは<モックス・アンバー>が起動できないためサイドから抜きましょう。その代わり1マナクリーチャーの枚数はあまり減らさず、序盤からライフを狙っていきましょう。

対 ロータスコンボ

有利。メインはビートダウンプランで<スレイベンの守護者、サリア>→<輝かしい聖戦士、エーデリン>の流れが黄金パターン。<異端聖戦士、サリア>も出るターンは遅いものの、後続の土地をタップインするためかなり有用です。

サイド後は<睡蓮の原野>からの大型呪文キャストを防ぐ<アゾリウスの造反者、ラヴィニア>や<演劇の舞台>の対象にならず、<砂時計の侍臣>や<見えざる糸>の対象にならない<高名な弁護士、トミク>を入れていきましょう。

ただ<熟読>は土地を対象にとっていないため、<高名な弁護士、トミク>がいても起き上がります。注意。

妨害札をいくつか持っていないと<天上都市、大田原>からバウンス→コンボスタートで負けます。ラヴィニアは打ち消すことで妨害するため、打ち消されない<至高の評決>は通ってしまうのでこれもまた注意。

妨害札は優先して出しつつ、全力で相手のライフを削りに行きましょう。相手の除去は火力によらないため<統べるもの、ジョダー>はサイドアウト候補・・・。悲しい。

対 バントスピリット

大きく不利。相手の飛行クロックがなかなか止まらず、場が拮抗している中で相手だけ1体アタックができてしまう場面が多い。<統べるもの、ジョダー>が着地すると展開力で大きく上回るため、<統べるもの、ジョダー>に対抗できる打消し呪文をできる限り枯らすことが大事。

サイドあとは飛行に関与できる<高名な弁護士、トミク>と絆魂でライフレースに触れる<敬虔な新米、デニック>を投入。スタッツでは勝っているものの打消しやバウンス、<鎖霊>のタップの対象となる<輝かしい聖戦士、エーデリン>や瞬速持ちが多く、テンポロスを狙いにくい<反射魔導士>の枚数を減らす。代わりに疑似除去になる<粗暴な聖戦士>を入れる。それでもきつい。

対 白単人間

同系対決だが、色を足している分こちらがかなり有利。こちらのクリーチャーのほとんどが白のため<精霊への挑戦>には注意。盤面が硬直していると一気にやられてしまうこともあるため、相打ちになるならこちらから攻撃を仕掛け、相手の盤面枚数を減らしていく。

サイド後は絆魂がある<敬虔な新米、デニック>、除去札として<粗暴な聖戦士>を入れる。相手が息切れしたときは<粗暴な聖戦士>が裏返り、その後に<統べるもの、ジョダー>の能力で2回以上呪文を唱えて再度クリーチャーを追放ということも狙える。

対 青白コン

やや有利。メインは<至高の評決>が打たれる前にビートダウンを仕掛ける。<力線の束縛>を用いた5Cマナ基板が多いため、2,3ターン目までは攻撃が通る。それまでに<スレイベンの守護者、サリア>が出ているともう1ターンかかる。

サイドあとは疑似ドローになる<半真実の神託者、アトリス>を入れ、コンバットするときは<残骸の漂着>に気を付ける。マナ基盤が部族土地なため、基本土地が1枚しかなくデメリットがほぼない。4マナ経っているときはクリーチャーの数ができるだけ少なく大きくライフを削れるように攻撃していきたい。警戒のため<放浪皇>の-2能力をかいくぐれ、単発のダメージがとても大きい<輝かしい聖戦士、エーデリン>が主力。<ドミナリアの英雄、テフェリー>や<覆いを割く者、ナーセット>といったPWを守るために出てくる<婚礼の儀式>等をはじくために<ウルザの殲滅波>は投入。逆に<反射魔導士>や<サリアの副官>といった相性の悪い非伝説のクリーチャーは変わりにサイドアウト。

対 アブザンパルへリオン

不利。コンボデッキのため基本的にはロータスコンボと同じ構成。コンボ完成する前にビートダウンを仕掛けていく。先手2ターン目に<スレイベンの守護者、サリア>があると<忌まわしい回収>を遅らせることができ、1ターンは遅延できることが多い。メインから<敬虔な新米、デニック>やクリーチャーだけ墓地に落ちるときに追放する<先頭に立つもの、アナフェンザ>がいるため、そこが引けると強い。

サイド後は土地に関連したギミックがないため再度後は<高名な弁護士、トミク>は入れない。墓地対策として<未確認霊柩車>や<敬虔な新米、デニック>を入れ、墓地対策を増やす。

色拘束の多さから特殊地形が多く、クリーチャーをタップインさせ、相手の搭乗を遅らせることができる<異端尋問官、サリア>を投入する。

以上になります。伝説シナジーは最近のパックに多く収録されており、スタンダードでも似たような構成を組むことができます。新弾である”兄弟戦争”でも多くの伝説の人間が収録されており、幅が大きく広がっています。人間の新たなる可能性を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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